■のっとられる

知人からのメールに、「“メガネ系お笑い女子”なんて思ってないから大丈夫ですよ」と書いてあった。すでに“文系”が外れている。
(ライターの岡崎武志さんがブログに書いてくださったのは "文系メガネ女子" である)

気を取り直して、今日も自転車で出勤。店に着くと、店頭に大きなパラソルが差してあり、しゃかしゃかと何やら怪しい人、2名。


あっ、兄です、兄です、包丁研ぎをここでやりたいとは聞いてたけど、いきなり今日から、しかも勝手に始めておりました。そして、師匠まで一緒です(左)!この方、刃物研ぎだけで生計を立てているすごい方で、カンナなどの道工具、美容・理容のハサミ、芝刈り機の刃など、刃物ならなんでも研いでしまうプロフェッショナルなのです。

そんな人に、たまたま釣りに行った荒川土手で偶然出会ってしまった兄は、師匠のなわばりを少しずつ譲ってもらって、技術も教わって、まるで落語みたいな人生を歩んでおります。


早くも雑司が谷ご近所さまの包丁、ハサミなどが集まってきております。


固い針金なんかを切って、刃がガタガタになってしまった裁ちばさみ、これは刃を立てるのに1時間以上かかるとのこと。最後には切れ味もよくなり、お客さんも喜んでいた。若干心配なのは、ここが雑貨屋ではなく、包丁研ぎ屋だと思われてしまうことだが、そこは兄がちゃんと営業トークで「ここは妹の雑貨屋で、もうすぐオープンするから遊びに来てね」と、ちゃんと宣伝しまくってくれたのがありがたかった。


仕事場の奥ではハタナカさんが梱包作業中。助かりますようー。


一箱古本市で配るタビネコしおりができました。3種類、それぞれ穴が開いていて、ひっくりかえすと………穴に意味があるんです。もしもどこかで手にしたら、じっくり見てくださいましー。