雑司が谷仕事場作り日記

●2006年8月〜実店舗開店までの約3ヶ月間のドキュメンタリー。お店を持ちたい方のご参考になれば幸いです。

●一番古い記事から読んでいくと進捗状況がわかります。
>> https://tabineko.ocnk.net/phone/diary-detail/101?category=4

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今日は親友のハタナカ嬢が手伝いに来てくれた。彼女はなんでもテキパキと仕事をこなせる人で、とても心強い助っ人である。現在は保育士として働いているのだが、毎週水曜日が休み。これからも休みの度に来てもらえることになった。ありがたいよう(涙)


ハタナカ嬢にお願いしたのは、リサイクルショップで見つけてきた回転する本棚(1500円だった)の、ウレタンニス塗装を紙ヤスリで落とす仕事。


2段重ねなのだ。ヤスリがかけ終わったら、ペンキ塗り。


私の方は、自分で書いた図面を元に、ドイトの工房で寸法通りにカットしてもらった板で棚を制作。


幅が1300mmぐらいあって、結構大きな棚です。これをバックヤードの壁に取り付けて、梱包資材やファイルなどを収納する予定。実は板の厚みの計算を間違えていて、あとでノコギリで切ったりして、素人はこれだからダメですねぇ。


今日は夕方早めに仕事を切り上げて、九段下のこんなところへ。


九段会館屋上のビアガーデン。古本関係の友人・知人との楽しい時間でございました。千鳥が淵から涼しい風が吹き、武道館の屋根の玉ねぎが鈍く光るのが見えた(左側奥)。ビアガーデンは生まれてから3度目(そのうち1度は新島の民宿の屋上ですから)。こんな都心で、サラリーマンやOLだらけのは初めて。

何度か書いているけれど私はまったく下戸で、酒量はジョッキ1杯が限界。それなのに調子に乗って2杯目にサワーなんて頼んでしまって、家に帰ってからものすごい頭痛がして困った。弱いなぁ~。
この物件、天井高が低い。2m7cmしかありません。しかも、ところどころに梁が出ていて、その下は1m98cm。普通の日本家屋だと2m20~2m30cmぐらいあるので、背の高い人には非常に圧迫感があるかもしれない。身長1m57cmの私でも、手を伸ばせば天井に届きますから。

それで、照明をどうするか考えた時に、レール式のスポットライトはまず無理だろうと思った。頭にぶつかってしまう。さてどうしようかな、と悩んでいたら。


この方法があった!と気がつきまして。梁の側面につけてみました。一番小さなタイプのハロゲンスポットなら、ほとんど邪魔にならない。


いやぁ気分が盛り上がるねぇ


もともとついていた事務所っぽい蛍光灯ははずして、店舗部分にはこんな昭和レトロな電笠をつけるつもり。右のみみずく柄は特に気に入っていて、雑司ヶ谷といえば江戸時代から作られている、「すすきみみずく」という郷土玩具が有名なのだ。お世話になった不動産屋「みみずくファミリー」もそれにちなんでつけられたのだと思う。それでこれがオークションで出品されているのを見て、どうしても手に入れなくちゃ、と気合いを入れて入札したのだった。


自宅でも火鉢にメダカを飼っているのだが、仕事場でも。まずは水と水草を入れて1週間ほど置いておく。水道水の塩素が抜けて、水がこなれてきたらメダカをお迎えする。火鉢は先日の有明・骨董ジャンボリーにて購入し、えんやこらと手持ちで運んできたもの。


久しぶりに父がやってきて、やり残した換気扇周りをきれいにしていってくれた。


最後に、大家さんの本日の差し入れ。味噌、醤油は安かったからとのこと。パン1斤いただくなんて初めて。びっくりしました。がんばって食べます。

ポストをつける。昨日までポストがなかったので、宅急便の不在票とか、郵便局の方も困っていた様子。すみませんでした。


しかし、これまでの人生でポストを買ったことが一度もなかったので、購入前にいろいろ調べてびっくりした。高いよ!ポスト。ちょっと気の効いたものを、と思うと5万、6万円は当たり前なのだ。住宅街でよく見かけるようなステンレス製のだって安くても3万円ぐらいする。知らなかった……。

ポストごときにそんな出費は痛いなァと思ってしょんぼりしていたのだが、先日、後楽園のドイトに行った時に、この鋳物のポストを入手。ドイツか北欧圏のような言語の説明書がついていた。8千円ぐらいだった。


什器、第2弾が届く。古い桐箪笥。3段重ねで1つの箪笥になっているのを、それぞれバラして使う。引き出しは在庫ストッカーに。
(ヤフオクで岩手県の人から4,000円で買ったのだが、着払い送料が8,000円もかかった...笑)


一番上の部分は、とりあえずパソコンを置く台に。iBook、折り畳みイスから出世。


ワックスを新たに買ってきて、残りの床も完了。奥のバックヤードはビニールクロスのまま。


ちょっと雰囲気が出てきたかな?
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初の什器が届く。


小さな飾り棚で、入り口側の角にアールがついているのが気に入った。何を置くかは未定。


床用のラワンベニヤ、実はまだ6枚しか貼っていなくて、あと2枚は後回しにしていたのでした(トイレの前)。だって形が複雑だしー


のこぎりで切るの、うまいのよ。


ここ、いやでしょう。右端にちょいとスキマができてます。棚を置くから、わかんないの!いいの、いいの!


無事、8枚のベニヤを貼り終えてワックスがけ。と思ったら、ワックスがなくなっちゃいました。今日はここまで。

床の養生を取ったら、なかなかいい感じ。ちなみに床は汚れを拭いただけで、着色やワックスがけはしていない。年月を経たいい色。
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これなら物の怪も出ないはず。


この辺は結局3回塗った。ここに小物撮影用のテントを置く予定。


2階の照明スイッチは、今では手に入らないレトロな形。手垢で汚れていたので、ここも塗ってしまった。


コンセントは「IT・電気・オーディオ」担当の同居人が交換してくれた。


1階床ワックスがけ。ベニヤの表面は、ヤスリをかけてなめらかにしてからワックスを塗る方がきれいになる。最初の2枚まではまじめにヤスリかけていたのに、これがひどく腕が疲れるので、途中からヤスリを省略。わかる人にはわかるけど、わからない人にはわからない。むひひ。


ゴム手袋をはめて、その上にいらなくなった靴下をはめて、そこにワックスを少しつけてはベニヤに擦り込んでいく。


乾拭きするとツヤが出ていい感じになる。今日はベニヤ4枚分で力尽きた……

帰り道、右ヒジの調子がおかしくなる。夜が更けるにつれ、ズキズキと痛み出してしまった。ヒジを曲げると激痛。こういうのも腱鞘炎というのでしょうか。右肩もやばい感じ。ヒジ、肩に湿布薬を貼り、寝ている間に取れないように包帯を巻く。えーと、気持ちに体がついていってません。

またまた一晩乾燥。気温が高いので、ペンキが乾くのも早い。廊下はこれで完了!


配電盤の養生を取ります。
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物置スペースも塗りつぶしてやりました。
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ペンキは3リットル缶を約2缶使った。水性塗料だから匂いはほとんどないけれど、さすがに密室でこれだけの量を使うと鼻や喉に刺激が来る。小窓を開け、換気扇を回しっぱなしにして空気を入れ換える。


勢いに乗って、1階の床も試し塗り。土足で上がる床だから、家具用オイルよりもコーティング力のあるイギリス製ブライワックスを選んだ。色は濃いめ。


先は長いぞう。

1度目を一晩乾燥させて、2度目の塗り。も~う、あかるいッ!


配線もおかまいなく塗ってしまった。


物置スペースは古いベニヤを残していたので、まだ40年の怨念が滲み出している。乾燥を待って、また重ね塗り。


今日はインターネット開通工事も。旅猫雑貨店の生命線でございます。まだ机もなく、我がPower Mac G4は持ってこられないので、とりあえず古いiBookで繋いでみた。台は折り畳みイス。

まずは床が汚れないよう、ビニールと養生テープで床を覆う。養生は丁寧に。あとの仕上がりが違ってくるのだ。


小窓も養生。


配電盤も養生。


ベニヤとベニヤの隙間は、パテとコーキング材で埋めていく。


塗る面積が広いので、刷毛とローラーを使って。ペンキはピュアホワイト。とにかく明るくなるように!


夏休み中の同居人に手伝ってもらった。5日間の休み中、4日も手伝わせてしまい、大変申し訳ございませんでした。手も足も顔もメガネも、真っ白になってがんばってくれました。


天井など高いところは脚立に登って、ペンキの飛沫を浴びながらの重労働。1度目の塗りでは、築40年の歴史を隠すことなどできません。まずはざっと塗っていく。


毎日サウナ状態の中、梁のゆがみに悪戦苦闘しながらも2階のベニヤ貼りが完了。8月1日の作業開始以来、父は2キロ痩せたとのこと。リフォーム・ダイエット。みなさまもいかが。

▼ビフォー


ひとまず父の担当はこれで終了。お疲れさまでした。次はペンキ塗りが待っている。


廊下の一番奥にある、古~い配電盤。ここからすべての電気のケーブルが延びている。漏電遮断機は新しいものに取り替えてあるのだが、ブレーカーはかなり古いものでちょっと心配なので、電気工事の業者さんに見てもらった。この配電盤をすべて取り替えたら、7~8万円ぐらいかかるのだそう。このままでも特に問題はないらしいので、ここはこのまま、そっとしておくことに。


大家さんより、本日の差し入れ。ありがとうございます。


床板貼りは2日目。8枚中、6枚貼り終えた。うち、切らずにそのまま貼れたのは2枚。4枚は切り欠きがあったり、幅に合わせて長辺を切ったり。簡単にできそうなのに、できない。1日に少しずつしか進まないなぁ。


2階の内装は父親にまかせて、私の方は1階に取り掛かる。床には石模様のクッションフロアが敷いてあって、イメージと合わないので板を貼る。といってもフローリングではなくて、5.5mmのラワンベニヤを床材として使ってしまうのである。これは、国立にあるテラバヤシ・セッケイ・ジムショの施工例を見てのまねっこ。通常、床材には使わないラワンベニヤも、家具用オイルを塗れば安く、簡単に施工できるというのを知って、これはいいな、と。


まずは入り口付近から。カーペット用強力両面テープで貼っていく。


ホラ、こういうとこ、面倒くさいんですよ。


型紙取って、板に墨付けして、のこぎりでカット。こっちがはまると、あっちがはまらず。ヤスリとカンナで調節しながら、ぴっちりと敷いていく。時間がかかります。


ガラス張りのショーウィンドウに、ロールスクリーンを取り付ける。まるでオーダー品のようにぴったりサイズだが、これ、たまたま東急ハンズで1300mmという微妙なサイズが売られていたのを見つけてきたもの。客注でキャンセルされたものだったのかも。


入り口のドアにも。表にシャッターがないので、閉店後はこれで目隠し。


外から見るとこんな感じ。


本日、大安にて、神棚も設置。これは先日、東京・有明で開催された「骨董ジャンボリー」で見つけて、わが仕事場へお迎えしたもの。恵比寿さまと大黒さまが並んでおられます。商売繁盛。


お顔がなんとも“近所のおじさん”っぽいでしょう。今後ともよろしくお願いいたします。
8日(火)はNTTの電話回線工事。電話が開通した。ところがさくらやで買ってきた電話機がどうにも不調で、親機が子機を認識できない。設定の初期化も不能で、さくらやに持って行くと、初期不良ということで交換してもらうことに。


9日(水)。父親が暑い中がんばってくれて、廊下の左右側面のベニヤが張り終わった。上の方の三角形のところ、多少隙間があるのはご愛嬌。あとでコーキング材で埋めれば大丈夫。


小窓の横は、棟続きの隣りの屋根裏が丸見えになっていた。ここからも熱が来ていたので、やはり断熱材を入れてベニヤを貼った。

2階の内装を担当してくれた父が終始嘆いていたのは、建物が古いこともあるけれど、とにかくすべての梁が直角でないため、一枚のベニヤを貼るにしてもどこかしらに隙間ができてしまうこと。天井も、奥の方は幅が87cmあっても、手前の方は85cmしかないのだとか。測っても測っても、どこも少しずつゆがんでいるため、思いのほか苦戦。

このあとも、この家のゆがみには終始悩まされた。
6日(日)は休養。といっても、材料の買い出しで後楽園にあるドイトへ行く。梱包スペースの棚と作業台を作るための木材を購入。車が小さいのですべての木材を積めず、大きいものは送料2000円近くを払って配送になってしまう。せっかく車で行ったのに……トホホ。


7日(月)。2階廊下部分の左側面。まずはベニヤを切らずに貼れるところから、電動ドライバーを使って木ネジでどんどん貼っていく。屋根裏で傾斜があるので、上の方は三角や台形になっているのが面倒なのだ。そういうのは後回し!


廊下の右側面。ここは雨漏りしていたらしく、ボソボソになった古いベニヤをガムテープで補強してあった。それらを全部剥がして、断熱材を入れる(上の方)。大家さんに頼んで、雨漏りしないよう屋根の補修もしてもらった。


廊下の天井に断熱材を入れる。これだけでかなり明るくなった。


物置スペースの天井にも断熱材。屋根の熱がかなり伝わりにくくなるはず。

2日に購入したラワンベニヤ他が届く。壁用の2.3mm厚が14枚、床用の5.5mm厚が8枚、断熱用の発砲スチロール板5枚。すべてサブロク板と呼ばれる、910×1820mmという大きさ。これらを、採寸して自分たちでカットしながら使う。


壁に板を打ち付ける前に、外壁と内壁の間に断熱材として発砲スチロール(厚さ30mm)を入れる。梁と梁の間を計ってカット。

本日の差し入れ。大家さんより。この他にアイスクリームも。ありがたくいただきます。

▼ビフォー

 ↓
▼アフター

昨日の続き。2度目の塗りは少し厚めに、丁寧に。乾いたらマスキングテープを取って完成。


バックヤードの流しの横にある棚も、背板の模様が怖いし、棚も汚れているので塗ってしまう。この水色はちょっとかわいい気もするけれど、やはり物を置くのはためらわれ。


3度塗りでようやくきれいになった。
2日(水)は父と木材などの買い出しで、埼玉県朝霞市にある大きなDIYショップへ。壁用の2.3mmラワンベニヤ14枚、床用5.5mmラワンベニヤ8枚、断熱用・発砲スチロール板5枚、これらはすべて910×1820mmという大きなサイズ。他にペンキ3リットル缶、木ネジ100本入、養生テープ、両面テープ等々、こまごまとしたものもたくさん。配送を依頼したら、豊島区へは一番早い便で5日(土)着になるとのこと。

3日(木)。内覧の時から気になっていた、天井と壁の間のモール。その茶色がなんだか許せないので白く塗ってしまおうと思う。

ここです、この茶色。


モールの周りはマスキングテープで覆い、床は新聞紙で養生。


最初は刷毛目が残るぐらいにささっと塗る。はみ出てもマスキングしてあるので大丈夫。部屋の周囲をぐるりと塗っていく。

この日は同居人も手伝いに来て、2階の拭き掃除。ちょっと拭いただけで雑巾が真っ黒になる。ホコリと言うより土が積もってる感じ。物の怪が出ないように、とにかく掃除、掃除。

朝から気温高く、少し動くだけで汗がタラリと背中を流れる。いよいよ入居初日。10時に自転車で仕事場着。私より先に父が到着していた。父には2階の内装を全面的にお願いしていて、いつでも作業ができるよう鍵も渡してある。

この物件はもともと長屋のような作りになっていて、右隣りに大家さんが住んでおり、左隣りは3年ほど前に取り壊されて、屋根のある飲料自販機コーナーとなっている。(ここの自販機すべて100円ナリ!)

1階部分は大家さんが業者に頼んで、きれいにリフォームされているのだが、2階はあくまでオマケということで“築40年”を彷彿とさせる、相当な傷み具合である。あちこち隙間風も入るし、壁もボロボロ。断熱材もほとんど入っていなくて、これでよくも真夏と真冬を乗り越えていたものだと、父と二人で感心することしきり。そして、サウナ状態での重労働を覚悟する。

何枚のベニヤと断熱材が必要かを割り出し、調達方法など話し合いながらお昼ごはんを食べていると、向かいにあるお寿司屋のおかみさんが熱いお茶を持ってきてくれた。


残されていたゴザやカーペット、スリッパなどの残置物はすべて大家さんが廃棄してくれたので、少しすっきり。


オドロオドロしい壁(押入?)。すきま風はガムテープで塞いで凌いでいた模様。すべて剥がすともっとボロボロに。


夕方になってエアコン設置工事の業者がやってくる。取り付け場所を決めているところ。


壁にパイプを通す穴を開ける。これが思いのほか時間がかかり苦戦。モルタル壁だと思っていたら、内部にタイルの層があったらしい。(パーマ屋の名残?)穴開けに30分ぐらいかかった。


設置完了。外は暗くなっていた。


右手も左手も、裏手にも置き場がなく、室外機が店の前になってしまった。目立たないよう工夫しなくては……。

ということで、無事、エアコンが付き、1階だけは涼しく過ごせるようになった。しかし2階は今後も扇風機のみ。天国と地獄。

ハッ!気がつけば8月が終わろうとしている。この1ヶ月、新しい仕事場作りに没頭してしまい、ブログを書く余裕なし。午前中にメール対応、発送を済ませ、お昼には雑司が谷の仕事場へ。通勤は自転車で、急げば30分、ゆっくり漕いで40分。今は暑いのでもっぱら40分ペースでのんびりと行く(それでも汗だく)。

毎日明け方に寝ていた私が、夜10時にはもう眠いのである。いや、9時には眠い。肉体労働であちこちの関節は痛めるし、気持ちは若いつもりでも、体力は年相応に衰えているのを実感する今日この頃。皆さまにおかれましては、いかがお過ごしでしょうか。

遅ればせながら、仕事場作りの記録をぼちぼちと更新したい。まずは6月に初めて物件を内覧した時の写真から。

雑司が谷の不動産屋、みみずくファミリー(社名かわいい)の方と一緒に初めて物件を見に行く。


元は40年に渡って営業していたパーマ屋さん。昭和のかほり。


妙に低い位置にあるウィンドウ。古いレースのカーテンがかかってます。


元パーマ屋さんだけに、壁にコンセントがいっぱい。


奥の方はちょっと狭くなっている。右手の扉はトイレ。


ガラス間仕切りの裏に流し台。横にちょっとした棚が。


気になるハシゴ。「屋根裏に物置スペースあり」と物件案内に書かれていたのです。


屋根裏を覗かせていただくことに。ハシゴを昇ります。真っ暗でこわい……こわすぎ(汗)


うへー、こえー。なんか1階に比べて生活感ありすぎ。


天井も壁もボロボロです。空見えそうだし。2階の内装を自分でやってもいいとのこと。


なによりこの昭和の雰囲気が気に入ったのです。

つづく。
先日ビックカメラで下調べしたKDDIのメタルプラスだが、いざ申し込む段になって、豊島区雑司が谷は回線がいっぱいになりつつあり、申し込んでも開通できない可能性がある(所詮、KDDIはNTT局内の余った回線を借りてるにすぎないので、同じ地域で一定数を越えると売り切れになる)とか、新規で加入する場合は、NTTのライトプランに一旦入ってくれ(←わけわからん)とかで、結局、全くの新規で申し込む場合はKDDIでは力不足だということがわかった。開通工事もNTTに頼むらしいのだ。あれだけ大きく宣伝している割に、情けない実態でクレームもかなり多いらしい。(すでにNTT回線の電話を持っている人が、KDDIに乗り換えるのは比較的簡単らしいです。基本料・通話料共に下がるし。)

という訳で、KDDI回線による電話は諦めて、結局NTTでいこうということになった。ビックカメラの対応に呆れたので、同じ池袋にある<さくらや>へ行ってみる。電話加入権はいくらか聞くと、13800円とのこと。ビックより1000円安い。電話機もビックにはない機種があり、値段も手頃だった。電話機を買うとポイントカードに10%還元されるので、そのポイントを使って加入権を買えば12000円ぐらいになる。(経費押さえるために必死です)

さて、思い切って加入権を買ってしまうか、それとも最初に加入権を払わずに、月々の基本料に200円上乗せされる(要するに加入権代の分割払いですね)ライトプランを選ぶか。よーく考えてみよう。ここで一服のお茶。

……せっかく一国一城の主になるんだから、ここはひとつ加入権を買ってやろうじゃないか!と決断(小さいっすねー)。

さあ、いざさくらやへ!
と、その前に、ずっと気になっていたことを確認しようと、兄に電話。兄も電話加入権を持ってるはずなのだが、現在は両親と同居しているので、もしや、と聞いてみると、「ああ、余ってるよ。買うことねーよ、俺のを譲ってやる」とのこと。ひーん。今までの右往左往はなんだったのー。先に聞いておけば…。勉強にはなりました。

さくらやで電話機のみ購入。子機2台付きのデジタルコードレス電話を、ポイントカードを使って13803円也。はー。つかれた。
8月1日から入居となる仕事場に、一番最初に必要なもの。それはクーラー。

というわけで、池袋のビックカメラ本店にてクーラーを購入。家電売り場に行くと、ピンからキリまでの、これでもかという種類のクーラーが並んでいる。店舗といってもごく狭い空間なのと、あんまりお金がないのとで、ピンから3番目ぐらいの。シャープ製・工事費込みで59800円也。まだどこに設置するか決めてないんだけど、設置工事は8月1日としてもらう。

2階の倉庫スペースはクーラー取り付けるほどでもないが、建物が古いので、除湿冷風器を置こうと思っている。しかしそれも20000円ぐらいする。むー。

二番目はオンラインショップのキモであるインターネット環境。豊島区雑司が谷は、新宿の高層ビル群に阻まれて電波障害区域となっており、無料で「としまテレビ」のケーブルテレビ回線が引かれている。となると、CATVのインターネットサービスを利用しない手はない。としまテレビのホームページを調べると、7月中にインターネットサービスの申し込みをすると、加入金(21000円)・標準工事費(30450円)が無料になるキャンペーン中とのこと。

早速電話をして、申込書を請求する。翌日、としまテレビの現場担当者らしき人から電話があり、今、申し込みの物件の近くにいるので、場所を確認したいという。動きが早い。場所を教えると、店の前から再度電話あり。ケーブル回線がきていること、特に工事に問題はなさそうだと確認してくれた。いいぞ!としまテレビ。

三番目は電話。私は電話加入権を持っていないので、この出費は痛いなぁと思っていた。通常、NTTで買うと70000円ぐらいするんですよね。し・か・し、時代は変わったのでありました。ネットで調べると、今は15000円ぐらいで加入権が買えるらしい。
そこで行ってみました、またしてもビックカメラ。

電話機売場で、電話加入権も売っているんです。ビックでは14800円也。ただし、電話機を買えば、加入権はタダになるんですよ、奥さん!そもそも電話加入権というのは、戦後に電話機が普及しはじめた頃の古い制度で、個々人が持つ携帯電話で事足りる現代においては、廃止してもいいぐらいのものなんだそうで。(それを未だになくせない事情もあるにはあるらしいですが。)その上、KDDIメタルプラスを申し込むと、電話機代を
5000円値引きしてくれるという。つまり、19800円の電話機なら、14800円で加入権付きで購入できるのだ。(なんだかビックカメラの回し者みたいですみません。)

十数年前に、80000円ぐらい払って電話加入権を買った同居人が吠えた。
「あれはなんだったんだよ!」